身近にある神奈川県を流れる鶴見川は、手軽に初心者でも大きなスズキがつれるシーバスルアー釣りの有名な場所です。
まずシーバスを一匹簡単に釣るための、おすすめの穴場をいくつかご紹介し、すぐに実践できる釣り方を説明しています。
私は釣り歴50年、ルアー釣り歴は25年です。ルアーでシーバスは500匹以上は釣っています。
鶴見川はシーバスがいっぱいいます。まず一匹釣るには最適な場所なので、是非チャレンジしてみてください。
シーバスルアー釣りの醍醐味を紹介
シーバスルアー釣りとは、小魚に見せかけたプラスチックや木や鉛などで作られたルアー(疑似エサ)を、実際の小魚のように泳がせ、シーバス(スズキのルアー釣り時に使う呼び名)が、本物の小魚と間違えてルアーを食べる行動を利用した釣りです。
まずは、シーバスをルアーで釣ることは、どんなものなのかを私の実体験の釣行を交えながら、紹介します。シーバスはある程度大きな魚です。その醍醐味を感じとってください。
2021年10月鶴見川へ釣りに行く
場所選び
2021年10月に久しぶりに陸からシーバスが釣りたくなり、ワクワクしながら夕方の時間帯から鶴見川の中流域にある森永橋から旧東海道の鶴見川橋の間の鉄橋の下へシーバス釣りに行って来ました。
この場所は家から近く、鶴見川の中でも一番釣れる場所となっています。わたしはいつも下流に向かって右側から釣ります。これは単純に車で行くのに便利だからです。
まず、向かうのが橋の下です。これは橋げたに川の流ればぶつかり、川の流れに変化が出来るためです。この変化するところにシーバスがエサとする小魚が多く集まり、それを食べるシーバスが寄ってくるからです。
現地の川の様子を見てみると、シーバスのエサである小魚がパチャパチャと泳いでいて、鳥がその小魚を潜って食べたり、シーバスがガボッと小魚を食べる音も聞こえたして、いかにも釣れそうな雰囲気がムンムンしています。場所選びと時間単位が良かったみたいです。
ルアーで釣る
まず、ルアーはこの場所で過去一番釣った、お気に入りの細長い形をした「邪道Envg95」という名前のルアーを選び、鉄橋下の脚へルアーを投げ入れして、手前までルアーを引いてきます。その作業を何度も何度も繰り返し役1時間程、続けました。
その後、岸から15M先のところで待望の「コツっ」というシーバスが少しルアーに触れた感覚が伝わってきます。再度同じ場所にルアーを泳がせてみたところ、30センチ程のシーバスが狙い通り釣れ、思わず「ガッツポーズ」です。
ルアーを手前に引いてくる速度は、リールを2秒間で1回ハンドルを巻く速度にて、かなりゆっくました。
久しぶりのシーバスルアー釣りでしたが、狙い通りの場所、方法で釣れるとやはり嬉しいですね。しばらく釣りに来れなかったストレスもこれで解消しました。
今回は、夕方5時過ぎから夜7時頃までルアーを投げ続けました。釣果は最終的に1匹でしたが、もう少し続ければ、シーバスのエサとなる小魚もいっぱいいて、まだまだ釣れる雰囲気はありました。
私の他にも、ルアー釣りをしている親子など2組いましたが、小さなシーバスは釣りあげていましたね。釣れているルアーをみたら、小ぶりなルアーで釣っていました。
それでは、詳しく釣り方とかの説明をしていきますね。
どうして偽物のエサに魚は騙されるの?
私もルアーを初めて見たときは、なぜこんな小魚に似せたプラスチックのおもちゃにシーバスは騙されるのかなと不思議に思って、半信半疑にルアーを投げてました。ただ、初めてシーバスをルアーで一匹釣り上げてからは、ルアーは釣れると確信へと変わってきました。
実際にルアーを水の中で泳がせてみると、まさに本物の小魚のように泳いでいるようです。シーバスは弱っている小魚を優先的に食べる習性があります。ルアーをゆらゆらと「もう体力ないよ」といった動きをさせると、ガバって大きな口を開けてルアーを口の中に吸い込もうとします。
信じる者は救われると思い、ルアーを投げ続けることが釣果にむすびきます。
このような魚とかけ引きが非常に面白く、醍醐味ですね。
鶴見川のおすすめ厳選3場所
神奈川県の川崎の海に流れ込む鶴見川は、実は多くのシーバスがいるの川です。上流では横浜スタジアムがある新羽の辺りまでがシーバスが釣れた実績があります。
よく釣れる場所は、中流域の駒岡イオンがある樽網橋から河口の「高齢者保養研修施設ふれーゆ」の裏にある歩道沿いの釣り場「ふれーる裏」までとなっています。
実際に私はその間の場所で、40センチ~60センチのシーバスを年間20本は釣り上げています。目安としては、橋がかかっている場所を中心にまずルアーを投げてみることをオススメですね。
次の3場所が多くのシーバスが釣れた、実績のある場所です。かなりの穴場と言えます。まずはこの3場所に行って釣りをすることが釣れる近道となります。
森永橋(森永製菓横)から旧東海道の鶴見川橋の間(森永製菓側)
この森永橋から鶴見川橋の間が一番釣果が多い場所であり、特にこの間に鉄橋が3本あり流れが複雑となりシーバスが多くいます。また鶴見川橋の下は夜になると明かりが橋の上から照らされ、明かりと影の間での釣果が多いところですね。
この場所では、岸から30M程度先にルアーを投げ入れ、丁寧にルアーを泳がせて釣るのが釣果が多いので試してみて。
また、釣り糸を10Mくらい出してまずルアーを川中で泳がせ、そのまま鉄橋から鶴見川橋まで護岸沿いをテクテク歩くといった釣り方でも多くのシーバスを釣り上げているので、こうした釣り方もおすすめ。
歩きながらの釣りは、あまり足元をみないため水たまりにドボンとはまったり、人にぶつかりそうになったりといった失敗もしているが、足元や前方に注意しながら試してみると、散歩しているようで気分もよく、その中で突然シーバスがかかった時の興奮は「やったぜ!」的なスリリングで楽しいもの。
釣れる時間帯は、夕方から日没後少しの間までの釣行での釣果が多いですよ。
下流域である潮鶴橋から臨港鶴見川橋の間
潮鶴橋から臨港鶴見川橋の間は、鶴見川きってのメジャーな釣り場です。いつもルアーで釣りをしている人がいて、釣果は安定してます。駐車場はコインパーキンが沢山あり夜の釣行なら20:00~8:00まで一時間100円とお手頃です。
鶴見駅側ならヤマダ電機近くの潮鶴橋公園からスムーズに護岸に降りていけます。尚、対岸は護岸におりる場所が河口近くにしかなく、お子様などは降りるのに少し苦労すると思います。釣果は両岸ともあまり変わらないですね。
ここで狙う場所は、夜なら橋の下の明かりと影の境目を何度もルアーを泳がせることです。これでほぼ毎回3時間程度の釣行で、最低1匹以上はシーバスを安定的に釣り上げています。
また、浅いとことが多く、あまり底を這うような釣り方はルアーが引っ掛かりルアーを失ってしまう可能性が多いので気を付けましょう。
また、ここも護岸をテクテク歩きながら、釣り糸を10M出してルアーを泳がせるといった釣り方で釣果を出してます。
毎回1時間程度で1匹以上の釣果はありますね。
必要なテクニックはいらないので直ぐに釣果に結びつく釣り方です。シーバスも60センチ程度ならこの方法で十分に期待出来ます。
中流域の駒岡イオンがある樽網橋
樽綱橋の近くに釣具屋のキャスティングがあり、そこのキャステイングのスタッフがこの場所をよく紹介しているため、いつも人気の場所です。川崎側でも横浜側でもどちらも釣果が出ています。矢上川という小さな川と合流し複雑な流れが発生して、小魚が多くいつも魚の気配はムンムンしています。
ここで安全にお子様や初心者の方が釣りする場所は、鶴見川と矢上川が合流している上流側ですね。日吉教習所のわき道に入れるので、そのわき道からたどり着けます。
河川敷になっていて、ちょうど合流部の安全な場所からルアーが投げれます。ただ、満潮時には手間のコンクリートの護岸が沈んで隠れていて、近くまでルアーを引いてくるとその護岸の際に引っ掛かることがあるので、気を付けてください。
この場所では、川の表層にルアーを泳がせた釣り方では、あまり釣れた記憶がありません。少し底を這うようにルアーを泳がせて釣果を伸ばしています。
この川が合流しているところは、いつも小魚がバチャバチャし、ボラもよく跳ね、コイも大量に泳いでいます。ルアーを巻くと、泳いでいるコイの背中などにゴツゴツ当たって、ルアーを上手く泳がせられない状況になります。
このような状況の中でシーバスを狙うのは少し難しいですね。釣れるルアーが分かるまで色々試してみる必要があります。成果が出ているのは、細身の少し小さなミノーと呼ばれるルアーです。
下記写真の下に写っているルアーEnvg95の釣果は他のルアーに比べ、2回の釣行で一匹は釣れるなど、まずまず安定した釣果を出しています。小刻みに振動するルアーであるバイブレーションもよく投げますが釣果にはなかなか結びつきません。ルアーが泳ぐ邪魔をするコイの背中にはよくあたり、思うようにルアーを泳がすことが出来ないことがありますね。
まとめ
鶴見川のシーバスは、初心者でもよく釣れる川です。ほとんどの護岸は整備され安全に釣りが出来るところです。
今回紹介した穴場の3場所に釣りに行くことにより、シーバスを釣り上げる確率は上がると思います。
いままで出会ったことがないような大きな魚が釣れるのが、このシーバスルアーの醍醐味です。これから、シーバスルアーの世界に一歩踏み出してみませんか。釣行場所まではスムーズに行け、毎回エサなど買わなくて、時間があいたときにお手軽に出来きるこのシーバスルアー釣りが、楽しい趣味の一つになることを願います。