川崎新沖堤防でのカサゴ釣り!簡単仕掛けで攻略!人気のワームも紹介

川崎新沖堤防ケーソンにて、カサゴの釣果です。 

川崎周辺でも堤防からカサゴが簡単に釣れますよ!

川崎には渡し船でいける3.3キロにも及ぶ沖堤防があり、そこにはさまざまな種類の魚が豊富にいます。簡単な仕掛けでカサゴも沢山釣れています。

本記事で次の内容を紹介していきます。

  • カサゴは手軽に釣れる魚です
  • カサゴを釣るオススメ仕掛け
  • 堤防でカサゴを狙うオススメの場所

是非堤防に行ってカサゴ釣りを楽しんでください。

目次

川崎新沖堤防でのカサゴ釣り体験談

2021年7月終りの真夏に川崎新沖堤防に行ってきました。まずは、実際のカサゴ釣りの体験談を紹介します。

その日は朝から30度以上の暑さにて、日中は36度まで上がる予報です。川崎新沖堤防は影がなく暑さ対策の為、水を6L持って釣行します。

エサ釣りとルアー釣り対決をしてみた

朝一番6時の船に乗船し、沖堤防に渡ります。今回の釣行の目的はカサゴ釣りです。いつもはシーバス釣りやマゴチ釣りの合間にカサゴ釣りをしてましたが、少し試したいことがあり、今回はカサゴ釣り一本でいきます。

「暑い!朝まだ6時過ぎなのに!」と沖堤防に船から降りた時点から少しイヤな予感です。今回は、エサ釣りとルアー釣りのどちらが良く釣れるか検証します。

エサは青イソメ、またルアーは2インチのガルプサンドワームを使用します。

まず、沖堤防の羽田空港に近い側の場所から始めます。沖堤防の端までの3.3キロあります。本来は端まで歩きながら釣りをしたいが、この暑さでは3.3キロ無理なので、半分の辺りまでを釣っていく予定です。高さの低い側で釣っていきます。

堤防のつなぎ目は約8メートル毎にあり、つなぎ目のそれぞれに青イソメとルアーを落として魚からの反応を待ちます。

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堤防のつなぎ目は潮がよく流れているため、カサゴが好むエビなどが住んでます。カサゴ釣りではつなぎ目が一番釣れる場所ですね。

仕掛けを投入し約10分過ぎから、2本の竿が同時に「クン、クン」と揺れ動いてます。「幸先いいね!」とそれぞれの竿を上げて見ると、両方ともカサゴが釣れています。

暑さ対応

しばらく、順調に釣れ続け、2本の竿が置いてある8メートルの間を行ったり来たりしてましたが、10時くらいから体に異変が。釣りに夢中になっていたら、気温がいつの間にか35度を超え日差しも半端なく強くなってました。

急に「暑すぎる!少しフラフラして体調がヤバイぞ」という状態に。「もう帰りたい!」と思いましたが、迎えの船は12時過ぎまで来ないことが判明。まだ朝の10時のため、ここからが大変で、暑さとの戦いがスタートしました。

「船の迎えまで後2時間もあるぞ!耐えられるかな?」と少し弱気に。釣りは、1本の竿だけにして極力動かないようにしてます。まったく釣りを中止するとの考えはなぜかなかったです。

水は6L持ってきていたため、約3Lの水は頭や首に定期的にかけて体を冷やします。影はなく暑い中ただただ耐えるのみです。約2時感後やっと迎えの船が到着し無事助かりました。

釣果結果と反省

釣果は、カサゴが15匹釣れました。エサとルアーの釣果は、ほぼ同数です。エサ釣りの方が、一匹多く釣れただけでした。

1回の検証ではどちらがよく釣れるのか判別は付きませんでしたね。ただ、今回使った2インチのガルプサンドワームのルアーの釣れっぷりにはびっくりしました。

今回の釣行の反省点は、暑く日差しが強い日は、沖堤防で釣りをすることはかなり危険です。極力避けた方がいいことを学びます。気を付けましょう!

カサゴは手軽に簡単に釣れる魚です

カサゴは1年中釣れ、地方により呼び名も違います。カサゴの身は白身で唐揚げや煮付けは絶品の美味しさ。初心者でも釣りやすい魚の一つです。

カサゴはあまり泳ぎ回らず、カニやエビ、小魚を待ち伏せて食べています。よってカサゴはエサが目の前に来れば、果敢に食ってきます。この特性を考えて、カサゴの居そうなところに、釣りエサやルアーを落とすことが重要です。

ここでは、堤防からカサゴを釣る方法を2つ紹介していきます。

  • オモリとハリだけの仕掛けを使った釣り方
  • プラグリ仕掛けを使った釣り方

どちらも簡単な仕掛けを使った釣り方なので、直ぐに覚えることができますよ。

カサゴ釣るオススメ仕掛け

道具一式

堤防のカサゴ釣りは専用の道具は必要ありません。以下に説明する道具に近いものを使えば、十分に釣りが出来ます。

  • 竿
    • 釣具屋で竿・リールセットで売っている長さ2メートル前後の1500円程度の安いセットや、メバル用の5フィート~6フィートのルアーロッドで十分に対応できます。
  • リール
    • スピングリールでは小型~中型までです。リールメーカーのシマノ・ダイワ製なら2000番前後が使いやすいです。
  • リールに巻く糸
    • ナイロンライン2号~3号程度がオススメ。仕掛けを遠くに飛ばす必要がないため、ナイロンライン以外にも、フロロカーボンライン、PEラインを使えます。
  • 小道具
    • カサゴは背びれなどトゲが多く、素手で触るとトゲが刺さることがあり、気を付けてください。魚つかみバサミを必ず用意してください。

以上、揃える道具は手持ちの道具で代用出来るものばかりです。

カサゴを釣るための仕掛けは、堤防釣りにおいては、探り釣り仕掛けかプラグリ仕掛けのどちらかになります。それぞれの特徴を説明していきます。

探り釣り仕掛け(穴釣り仕掛け)

穴釣り仕掛け
探り釣り仕掛けです。総額500円程度で用意が出来ます。

道糸(リールに巻いてある糸)に中オモリを通しサルカンで結びます。サルカンのもう一方に、ハリが付いている糸(ハリス)を結ぶと出来上がり。

上記写真のセットで500円程度であり、これで6個の仕掛けが出来て、一個当たり80円少しと格安で出来上がります。

特徴的には、オモリとハリの間が30センチ程度あり、エサが海中を自由に漂います。カサゴに対して、「美味しそうなエサがあるぞ」と魅せることができます。

下記種類を参考に揃えてください。

  • 道糸
    • ナイロン2号前後。50M程度リールに巻いてあればOK。
  • 中オモリ
    • 1.5号~4号程度まで。200円~350円(数個入ってます)。
  • サルカン(糸と糸をつなぐ金具)
    • 小型のもの
  • ハリス
    • 1.5号~3号程度まで。長さは30センチ程度。上記写真の通りハリとセットでも可 。
  • ハリ
    • チヌ針3号程度。写真はカサゴ用12号。

仕掛けは、安価に揃えることが出来ます。

プラグリ仕掛け

ブラクリ仕掛け
各種ブラクリ仕掛けです。左下の2つは自作品にて重さ1.5g、その他は市販品にて重さ1.5g~8gです。

ブラクリ仕掛けとは、オモリとハリスとハリが一体となった、根魚を対象とした釣りの仕掛けのことをいいます。スリムなオモリのすぐ下にハリがあり、堤防の隙間などを探りやすく、根がかりも避けることができます。

ハリスとは、ハリに結ぶ糸のことをいいます。

道糸(リールに巻かれている糸)に直接ブラクリ仕掛けを結べばOKです。上記写真の8gのプラグリ(ハンティングブラー)は、真ん中が少しえぐれているため、水中をユラユラ落ちていきカサゴにエサだと認識させやすくします。

エサ

カサゴ用のソフトルアー(自用)
2インチのガルプサンドワームは、ほんとによく釣れます。他のワームに比べ匂いが違います。

エサは、主に下記3つとなります。一番釣れるのは虫エサの青イソメですね。実際に生きているエサのため、カサゴも思わず口を使いくわえてきます。

  • 虫エサ
    • 青イソメで中型以上のもの。小型なら数匹ハリに刺してください。
  • サバの切り身
    • 短冊に切って使用。ちょん掛けか縫い刺しにする。
  • ソフトルアー
    • 2インチのガルプサンドワームは、凄く釣れます。オススメです。

どれも過去の釣果が良かったエサです。他の釣りをしている合間にカサゴ釣りをする場合は、いつも持ち歩けるソフトルアーがいいですね。虫エサやサバの切り身と違って、持ち歩いているバックから必要な時にすぐに取り出せて使えます。

堤防でカサゴを狙うオススメの場所

堤防で狙う場所と釣り方

カサゴを堤防で狙う場所(自作図)
ケーソンとケーソンのつなぎ目に仕掛けを落とし誘う 

カサゴがいるところ

今回は堤防からカサゴを釣る方法を解説していきます。

カサゴは堤防下のへこんだり、出っ張ったところや、海底の状態が、ゴロタや砂礫などでゴツゴツしたとこに潜んでます。

堤防はケーソンという巨大なあの固まりが並べて作らています。並べられたケーソンの間には、少し隙間が出来ており、その隙間がよく釣れる場所となります。上記図のケーソンとケーソンの間にある白い隙間の底の辺りがポイントです。

ケーソンとケーソンのつなぎ目の隙間には、海水が入ってきます。そこは潮が変化しやすく小さな魚が集まってきて、カサゴがその小魚を食べに寄ってきます。また、隙間はカサゴが好む暗い場所であり身を隠しています。

このケーソンのつなぎ目に潜んだカサゴを釣っていきます。つなぎ目は、狙いどころがわかりやすいため、初心者の方も簡単にカサゴを釣ることができますね。

実際の釣り方

釣り方は、まずケーソンのつなぎ目に沿って仕掛けをゆっくり落としていきます。仕掛けが着底したら少しリールを回し、糸のたるみをとります。それから竿先を上に50センチ程度シャクリ上げた後に竿先を下げる動作で、仕掛けを上下させカサゴを誘います。

3回、4回程度同じ動作を繰り返した後に、約15秒程度の間竿をもとの位置に戻します。その間にカサゴが、エサを食らいつくのを待ちます。カサゴが食いつく気配がなければ、再度竿を上下にシャクリ当たりを待ちます。何度がやってカサゴからの反応がなければ移動しましょう。

ただ、虫エサやサバの切り身を付けているときは、ケーソンのつなぎ目に仕掛けを落とし、当たりが出るまで、竿を堤防に置いて待つこともあります、潮流でケーソンの隙間に仕掛けが吸い込まれ、カサゴを誘いだすことが出来ます。

カサゴがエサに食らいつく感触は、かなり明確で「ぐぐぐっ」と竿に反応があります。一呼吸置いてから竿を上にギューと上げ当たりを合わせます。この動作は素早くやってください。カサゴが岩裏などの影に隠れてしまい、引っ張り出すことが出来なくなります。

オススメのスポット 川崎新沖堤防

川崎新沖堤防の自作の図カサゴが釣れる場所
川崎新堤防は、川崎東扇島の沖にあり全長3.3キロあります。渡船を利用して渡ります。

川崎新沖堤防の詳細

川崎新沖堤防は、川崎東扇島の沖合いにある全長約3.3キロの沖堤防です。

海の潮の流れが堤防にぶつかることで、潮の流れが複雑になり、魚が居着くには抜群の環境です。季節毎に様々な魚種が釣れ、釣り公園のように釣り人も多くありません。釣り人にとっては、釣果が安定している最高の釣場の一つです。

川崎新沖堤防に行くには、渡船を利用。川崎からは「長八」が渡船運営をしています。乗船時間は約15分程度で沖堤に付きますが、図の赤灯がある1番から最後6番の順で降ろしてくれます。

渡船「長八」については下記参考にしてください。受付の女将さんは、少しクセがありますが、楽しい方ですよ。

  • 受付
    • 事務所で受付を行った後、徒歩3分の船乗り場へ
  • 渡船料金
    • 往復3,000円
  • 出船時間
    • 土日 7、8、12、14:30、16:00。日曜日6-9月のみ6時有り
  • バス送迎
    • ヨドバシカメラ前集合でバス送迎有り
  • 駐車場
    • 無料駐車場が50台程度有り
  • 事務所
    • 〒216川崎市川崎区塩浜3-19-3。ゴルフ練習場の奥に位置します
  • 電話
    • 044-266-3128

青物が釣れている時期などは、乗船者が多く乗れない場合があります。その時は、次の時間の乗船便になるので、早めに受付を済ませて乗船場所に行くことをオススメします。

川崎新沖堤防の水深は6〜12m程です。横浜側の「1番」から羽田空港側の「6番」になるにつれて水深が深くなっています。水深が深くなると、堤防に潮が当たる面積がより大きくなって、エビやプランクトンなどカサゴのエサが豊富になることから、カサゴのいる数も多くなります。

攻める場所

川崎新沖堤防の船からの図 釣れる場所
6番付近のケーソンつなぎ目 が狙いところです。

沖堤防は全長3.3キロ程度あり、カサゴ釣りでは堤防の際(内海側・外海側とも)が、よく釣れるオススメの場所となります。ただ、初心者の方やのんびりカサゴ釣りをしたい方には、羽田空港側6番のケーソンのつなぎ目をオススメします。

6番辺りは、他の場所より釣りが出来る場所が広くなってます。ケーソンのつなぎ目に沿って置き竿にし、のんびりカサゴを狙うことも可能です。海の潮の流れがケーソンに当たり、置き竿の仕掛けがケーソンの隙間奥まで入っていくことで、ケーソンの隙間の奥にいるカサゴもよく釣れます。

川崎新沖堤防は、東扇島側は堤防は低く安全に釣りが出来ます。反対の外海側は高さ5メートルほどの高い堤防となっていますので気を付けてください。カサゴの釣果の差はそれほどありません。

注意点

クーラーボックス(自分用)
川崎新堤防6番付近の釣り場。クーラーボックスは必須です。

沖堤防は、基本一度渡ると迎えの船が来るまで堤防の上で過ごさなければなりません。何点か注意するところがあります。

  • カサゴ釣りの自主禁漁時期あり
    • 12月と1月が根魚の釣り禁止。資源保護のため自主禁漁してます。
  • トイレがない
    • 沖堤防にはトイレが設置されていません。東扇島側の堤防に一段下がった所がありそこで用を足してください。
    • また、沖堤防に渡る前にはトイレに必ず行ってください。
  • 夏には暑さに気を付けること
    • 基本影がないため、ものすごく暑いです。実際真夏に暑すぎて、ペットボトルの水を首、頭、腕などにかけたりしましたが、効き目が弱く12時の渡船の迎えで即帰ったことがあります。
    • 真夏の暑すぎる日は避けるか、午前中だけにするとかがいいですね。ペットボトルは2L✕2本を持って行ってください。体にかける分と水分補強の為の飲水分です。
  • クーラーボックスは必須
    • 夏は凍らせたペットボトル2L✕2本入れて欲しいです。軽食なども腐らないためにも入れてください。
  • ライフジャケットは必ず着用
    • ライフジャケットは、行きと帰りの乗船中の着用以外にも、沖堤防の上でも必ず着用してください。特に外海側の堤防は高さ5メートル程度あり、落ちると助からないこともあります。

沖堤防は海に囲まれて孤島となっています。楽しく釣りが出来るように上記注意事項は守ってください。

まとめ

カサゴ釣りは、竿とリールがあれば誰でもできる釣りです。釣れた時の引きは強く非常に楽しめます。食べても煮付けにすれば最高に美味しい魚です

  • カサゴ釣りは簡単な道具・仕掛けでだれも釣れます
  • 探り釣り仕掛け、ブラクリ仕掛けとも簡単仕掛けでよく釣れる
  • カサゴはケーソンの隙間に潜んでいます。そこを狙おう!
  • 川崎新沖堤防は魚種豊富な釣り場天国です
  • 沖堤防は注意点が何点かあります。暑さに注意!

今回紹介した魚種豊富に釣れる川崎新沖堤防に渡船で渡り、釣りパラダイスの場所でカサゴ釣りを始めてみませんか。

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