ハゼ釣りは、7月から12月頃までがシーズン。9月ごろまで浅場で釣れる最盛期です。陸からハゼを釣るには絶好の時期になります。この時期にはハゼの活動が活発になり、運河、河口、川の中流域までの浅場にて、初心者、子供でも手軽に簡単にハゼが釣れます。
神奈川では、沢山有名な河川が多い中、鶴見川にも多くのハゼが生息。河口から東横線の綱島駅近くの中流域まで全域で釣れます。
また、川崎の運河にも初心者が簡単に釣れる穴場的な場所もあり、紹介しています。
ハゼは食べても美味しい魚です。親子にてファミリーフィシングを楽しみませんか。
まずは、私の好きなハゼ釣り経験の一部を紹介た後、詳しく道具、仕掛け、釣り方を解説していきますね。
実際の釣り体験にてハゼとのやり取りが楽しかった
私のハゼ釣り歴は、小学生の時からでもう50年近くなります。兵庫県の加古川の河口によく行ったものです。小学生にも簡単に釣れること、また「ブルッ」というエサに食いついた時の感触が楽しかったことが忘れられず、今も大好きな釣りです。
穴場釣り場に行ってみた
今回紹介するハゼ釣りの穴場へ、夏の暑い日に釣りに行きました。運河の奥の船溜まりに位置して、水深は30センチから50センチ程しかありません。
穴場というだけあって釣り人は誰もいません。貸し切りで釣り放題、嬉しいな。
体を動かすと暑い為、のんびりハゼ釣りの準備です。今回は、小型のハゼが多いところなので、ハリは小さいもの、青イソメは細かく切り使います。
ここは、水深が浅いため海底が透けてよく見えます。ハゼは海底の色とほぼ同色でいるため、判別がつきません。それでは、仕掛けを投げ入れます。
ハゼとのやり取り
狙う場所は、船の際の影になっているところです。ハゼも多分暑いため、影に隠れて涼んでいるハズです。
一投目よりさっそく、「ブルッ、ブルッ」とハゼがエサに食らいついた合図があります。幸先いいなあと思い、竿を少し引いてハリをハゼの口に掛けようとしますが、掛らず釣れない。
ハゼが小さいのに、エサが大きいことが掛らない原因かな?とエサの青イソメの長さを1センチまで小さくします。すかさずハゼからの反応があります。ただ今度もハりが口に掛からず釣れません。
ハゼからは「エサがまだ大きく食べきれないよ~」「そんな合わせ方ではハリが掛らず釣れないよ」と言われているようで、歯がゆくなってきます。次の策は、エサを更に工夫。エサを8ミリ程度更に小さくして、また食べやすいように押しつぶし柔らかくします。
「よーし、今度は食べてくれるよね!」と仕掛けを投入。「ブルッ、ブルッ」との反応に即エイ!と竿先を動かす。やっと釣れました。ここは水深30センチの為、実際にこのやり取りは、全て丸見えです。エサを見つて、食いつく様子までよく見えるため、ハゼとのやり取りが楽しいです。
ハゼの姿を見ながら釣るのも楽しいですね。
ハゼの目は大きいので、人影は見えているのかな?
また、今回は対岸まで8メートルぐらいしかない所ですが、素早く正確にハゼのいる場所に仕掛けを落としたく、対岸に移動して足元で釣ろうとしたら、見向きもしてくれません。釣り人が見えて警戒しているのかなとも感じます。
手軽なハゼ釣りですが、釣れない場合は、色々試してみることも楽しいですね。
ハゼ釣りの魅力
ハゼの特性
ハゼは内湾、河口、中流域までの河川に住み、砂泥の底にいます。7月~9月まで浅場で成長していき、食欲も旺盛になり釣りやすいです。
10月からは、ハゼは浅瀬から海中の深い場所に住み家を移動するため、陸からは釣りにくくなります。
初心者にも簡単に釣れる
7月~9月までは、浅場で食欲が旺盛になるため、エサを投げいればハゼが簡単に釣り上げることが出来ます。数も半日で20匹から30匹程度まで釣り上げることが可能です。初心者、子供にとっても飽きずに、楽しい釣りが出来ます。
ハゼは小さい魚ですが、針にかかると「ぶるる、ぶるる」と小気味よい振動が伝わり、またエサに食いつく回数も多いので、誰でも楽しめますね。
食べて美味しい
ハゼといえば天ぷらが絶品ですね!また、甘露煮にすれば日持ちもしてオススです。
ハゼは少し泥があったり、水質もそれほどキレイでないところに住んでいるため、あまりおいしくないのでは、と思うかもししません。
でも寿命が1年から2年と短いことから、水質の影響をあまり受けないので、美味しく食べることができます。
良く釣れる仕掛けとエサを紹介
ハゼ釣りには、色々な釣り方があります。今回は2種類の仕掛けと2種類のエサを紹介します。
仕掛け
仕掛けは上記写真の「①片テンビン仕掛け」か「②中通りオモリ仕掛け」を使用。ハゼ釣りで使う頻度は、手軽な片テンビン仕掛けの方が多いです。釣果には差はありません。
①片テンビン仕掛けは、天秤の片方だけがあり、真ん中に重り、テンビンの先に糸と針を付けた仕掛けです。
今までの経験では、仕掛けを選ぶポイントはハリの大きさである、と痛感してます。夏のハゼはまだ小さく、ハリは絶対に小さいハリに限ります。ハリのサイズは4号がいいですね。ハゼがエサを食べる勢いが違います。
また、ハゼ釣りは水底を狙うことから、根がかりが多いです。予備のハリを多めに持っていってください。
エサ
ハゼ釣リのエサは河川の中流域あたりでは、ミミズを使用してます。河川の下流、河口付近、運河辺では、青イソメを使用。
- ミミズ
- 河川の中流域では、塩分がほとんどないので、ミミズを使用すれば良い。自分でみみずを採るとエサ代がタダですね。
- 長さは1センチ~2センチ程度に切って使用。出来るだけミミズの液体を出すようにしてます。匂いがでてよく食ってくれますよ。
- 塩分濃度の高い河口や運河では、ミミズはすぐに弱り、使いません。
- 青イソメ
- 河川、河口、運河など何処でも使用出来き、ハゼの好物です。
- 1センチ~2センチ程度に切って、頭を取り、そこからハリを刺してエサが曲がらないように、ハリをエサから出します。
- 細かく使うため、そんなに量は必要ないのです。
- 測り売りしてくれる釣具屋では、20グラムか30グラムを購入します。一回の釣りでは十分です。通常はワンパック50グラム売りです。
ハゼのエサは、上記以外にも、小エビやホタテを細かく切った物などがあります。やはり定番のミミズと青イソメがよく釣れますね。
釣り方
今回は、ハゼ釣りの中でも、誰でも簡単に釣れる「ちょい投げ釣り」を説明します。
まずは、手前から10メートル先へ仕掛けをゆっくり投げ入れます。勢い付けて投げ入れると、ハゼが仕掛けが落ちてきた音にびっくりして逃げてしまいますよ。
それから、ゆっくりゆっくり仕掛けを手前に引いてきます。竿を少し後ろに引いて仕掛けを動かし、また、竿を元の位置に戻しながらリールを回し糸を巻くイメージです。
投げ入れる場所を少しづつずらしながら、この動作を行っていってください。
そうすると、「ぶるる、ぶるる」という当たりが来ます。軽く竿を引っ張り、ハゼの口にハリが掛かるイメージで合わせます。合わせがうまくいくとハゼが釣れます。
尚、ハゼの食い気がない場合は、口への針がかりが浅くなり、合わせが難しくなります。この場合は、ハリを小さくするか、エサの青イソメを更に小さく切って使うかで対応出来場合が多いですね。
仕掛けを投げ入れたまま竿をずっと置いておくより、竿先を後ろに少し引き、仕掛けを動かし魚を誘った方が、よく釣れます。また、ハゼは水底が少し変化のあるところにいることが多く、仕掛けを動かしている時に、水底が泥などで盛り上がっていると感じるところが、よく釣れます。
神奈川のハゼ釣り穴場を紹介
神奈川県内にて、初心者でも簡単に釣れる川崎の穴場を紹介します。
川崎の東扇島に行く途中にある末広運河の奥にある船溜りがおすすめポイントです。
車での行き方は、川崎の産業道路から東扇島に行く途中に「夜光」の信号機を左折、約700Mの所に、右手に船溜りが見えてきます。そこを右折したら到着です。車は釣り場に横付け出来ます。
上記画像の✖印が書いてあり船溜りの両岸が、ハゼを釣るには良い場所です。水深は50センチ~100センチ程度と浅いです。
船の際、護岸の際などに軽く仕掛け投げ入れると、すぐに「ぶるる、ぶるる」とハゼからの反応が来ます。すぐに竿を少し引っ張り、ハリをハゼの口に掛けます。タイミングが合えば釣れます。
ここは、対岸まで10メーター弱と狭く、投げ入れる範囲がある程度決まっていますので、初心者や子供にはすごく釣りやすいところです。
ハゼがいっぱい居る所です。是非一度釣行されることをオススメします。
まとめ
神奈川には河川も海もあり、ハゼ釣りには申し分ない環境です。その中でも鶴見川は護岸整備もいき届いていて、安全に楽しくハゼ釣りが出来るところです。川崎の運河も穴場でオススメですね。
- 簡単な道具、仕掛けで初心者、子供にも釣れる
- 特に7月から8月が食いが活発になりよく釣れる
- 釣れた時の「ぶるる ぶるる」が小気味よく、楽しい
- 食べても美味しい
- 川崎の運河は穴場ポイントで釣りやすい
ハゼ釣りは、釣って楽しい、食べて美味しい、手軽にできる釣りです。食いが活発になる7月から8月に掛けて釣りに出掛けてみませんか。楽しい釣りになること間違いなしですよ。