2022年4月となり、気候も暖かくなってきました。そろそろタコ釣りのシーズンに入ってきますね。
2019年より東京湾に大量のタコが発生して、タコじゅーたんと言われました。去年(2021年シーズン)もまずまずタコは釣れました。
2022年のタコ釣りシーズンを前に、東京湾でのタコの釣り方を紹介します。
私は釣り歴50年、現在東京湾でボート船長として釣行を重ねています。
私は過去関西の沖堤防でタコ釣りにハマった経験があり、今回のタコが湧いている状況から再びタコ釣りへのスイッチが入りました。
私は、2021年シーズンに実際にタコ釣りに行ってきました。2時間程度の釣行でしたがタコの釣果はありました。3匹を釣り上げた様子をまず紹介していきますね。それでは、どうぞ!
堤防からタコ釣りで3匹釣りあげました
2021年9月夕方に一人タコ釣りへ
2019年は、東京湾が海底がタコのジュータンになるぐらいに湧き、タコが釣れ続きました。私は、プレジャーボートからは釣れるが、堤防からはなぜか釣れない日々が続いてました。
2021年はまだ堤防からのタコ釣りには行けてなかった。ウズウズしていたところ夕方時間が出来て、川崎の堤防(フレーユ裏)に釣行しました。
情報では今年も東京湾にはタコがいっぱいいるとのこと。さっそくタコ釣りの準備を終わらせます。回りを見ると、タコエギ(疑似餌)を投げてタコを狙っている人がいっぱいいますね。でも誰も釣れていないです。
「やばいな~、タコが釣れない日に来ちゃたかな」と少し不安がよぎります。
一匹の釣果
早速、タコエギを海中に投げ入れて、タコエギを海底で小突きながら動かします。ふっと回りを見ると、他のタコ狙いの人は適当にタコエギを動かしています。それが原因で釣れていないのかも?とヒラメキ。
私は、海中でタコエギが踊っている様子を想像しながら、丁寧にタコエギを動かします。「私が一番先に釣り、みんなと違いをみせるぞ!」と内心はがぜんやる気に。
しばらくタコエギを動かしていると、「グゥー」とタコエギが重くなりタコが掛かる。海底にへばり付く前に竿を多いっきり引張り上げ、タコを釣ることが出来ました「よっし!当初目的の一番のりで釣れたかも?回りはどうかな?!」。釣り場の回りでは、私が一番乗りでタコを釣り上げてました。
ただ、その後回りでも「バッタ、バッタ」とタコが釣れ始めてました。「あれ、釣り方がよかったから自分が一番に釣れたのではなかったのかな?!」。タコが食い気を出してきたのか、私が釣ったので私の釣り方を真似て釣れだしたのかは不明ですが、釣り人みんなが釣れればハッピーです。
その後2匹追加して、3匹の釣果でした。「この釣果は大満足だな、やはり今年もタコはいっぱいいるぞ!釣ったタコ3匹でたこ焼き何個できるのだろう?」と嬉しさが込み上げてきました。
今回、他の人より早く釣れた理由は、丁寧に丁寧にタコエギが本当に踊っているように想像しながら、動かしたことですね。
あなたも、是非海中の仕掛けの動きをイメージしながら釣ると、楽しいですよ。釣果も上がってきます。
タコは、タコエギで釣ります
タコ釣りには、陸から釣る方法と船から釣る方法があり、今回はタコエギというエビに似せた疑似餌でタコを釣る方法を紹介します。
海釣り公園などの堤防から、疑似餌を海の底で動かしながら、タコにエサと意識せさて、釣ります。
特に、東京湾では2019年の5月頃から海底がタコジュータンになったのではと思われるほどの、タコが湧いていて、ほんと簡単に釣れ続けてました。2021年に入っても一時期の勢いはなくなりましたが、安定して釣れました。
釣れるタコは、300g~2Kgまでの食べごろのマダコが多くつれます。酢の和え物、たこ焼きの具(冷凍可能なため、数回分のタコ焼きが出来ます)など釣ったあとも、大きな楽しいみがある釣りです。
タコエギ
- タコエギとは、エビのカタチに似せた針が付いた疑似餌です。タコにエビだと思わせて食いつかせます。
- タコエギは、形がシンブルなものがオススメです。
- タコエギは、海底で根に掛かってしまい失うことが多いのです。まず安いものを数多く揃えましょう。高いものを使っても釣果は変わらないですね。
タコエギは400円〜800円の範囲で販売されていますが、釣っているとすぐに根がかり無くすことが多いです。
私は、ネット通販にて一個298円の物をいつも使っていますが、周りの釣り人に負けることはありません。
安いタコエギで良いと思います。
このマルシンのエギは安くてほんと釣れます。私のボート仲間も全てこれ。根掛かりするのでこれで十分です。
ただ、何か目立つように少しだけアレンジしましょうね。
タコ釣り方
タコは、岩礁帯や砂地の海底に住み、そこからエビなどを捕獲してます。今回エビの動きなどに似せた誘いで釣っていきます。次の釣り方を習得していきましょう。
エギの投入れから、動かし方まで
まず、タコエギとオモリが着いた仕掛けを5メートル程度先の所に、軽く投げ込む。オモリが海底に着くまで待ちます。そこから釣り糸がピンと張り過ぎず、たるみが多少あるぐらいまでリールで巻きます。
それから、上の図にようにオモリが海底から離れないように、同じ場所で約10秒程度竿を上下させて、タコエギを踊らせます。この動きで「タコに、エサのエビがここにいるよ」とタコに認識させます。タコエギを踊らせた後、オモリを海底に着けたまま5秒程度待ちます。
以後、この動作(タコエギを10秒踊らせて、5秒待つ)を同じところで2,3度繰り返します。当たりがなければ、50センチ程度移動して同じ動作を行います。
当たりのとり方から釣り上げ方まで
タコエギを竿で上下させ、何度か海底を小突いていると、小突いてる動作が出来なくなる時がきます。海底で重いものが、引掛かってしまった感触です。これがタコがタコエギを抱え込んで針に引掛かり釣れた合図ですね。
引掛かった感触が有ったら、すぐに竿を大きく上げてタコをしっかりタコエギに引掛けてください。力強く、素早くですね。こうしないとタコが海底にへばり付いてしまい、簡単には上に上げることができません。
タコがタコエギにしっかり引掛ったことが確認出来たら、糸をゆるめないでリールを巻いてくださいね。タコエギの針にはカエシという突起が付いておらず、糸をゆるめるとタコが外れて逃げてしまいます。
東京湾の堤防おすすめ釣り公園
今回は、東京湾でも実績がある無料開放の2つの堤防をご紹介します。車で手軽に行け駐車場も完備している、よく釣れるオススメの場所ですよ。
東扇島西公園(川崎)
川崎を代表する無料の海釣り公園です。東京湾の奥に位置する京浜工業地帯の東扇島にあります。
一番釣果がいい場所は、潮通しのいい先端の角のところですが、人気がありなかなか釣るスペースが空きません。
公園内には、キレイな芝生もあり、ファミリーがお弁当など食べたり、犬と遊んだりして釣り以外でも楽しめるところですね。トイレも2箇所完備、別に水道の設備もあり、かなり快適に過ごせます。
公園内では、「勇竿」という釣具屋が出張販売して、仕掛けやエサ(コマセ・青イソメなど)、食べ物なども売っていて、便利です。週末は24時間営業していますよ。
釣具屋【勇竿】のおじさんは、ポイントから釣れている魚、仕掛けなど何でもやさしく教えてくれるよ!
ふれーる裏(川崎)
水深は堤防全体でどこも3M~5M程度の深さが続いています。まず、堤防から3M~5M程先へ軽く仕掛けを前に投げ、タコエギが海底に着く感触を待ちます。何度も小突くようにタコエギを動かしてくださいね。
ふれーゆ裏(川崎)の釣り場の詳細は下記記事を参照してください。
タコの持ち帰り
釣れたタコは、そのままクーラーボックスに入れて置いていたら、少しの隙間から逃げ出します。これは本当です。何度も苦い経験をしています。釣れたら必ず写真のような網に入れ、ひもで網みの口をしっかり縛ってくださいね。
釣りが終わり帰る時には、出来ればマダコを締めてください。目と目の間を包丁かピック(千枚通し)で刺してください。一瞬にして色が白色になります。味が全然変わるので、必ず締めるようにしましょう。
まとめ
近年の東京湾でのタコ釣りの成果はすごいものがあります。2021年に入ってからも安定した釣果が続いています。2022年も6月から本格的なシーズンに入りますが、期待出来ますね。
- 近年は東京湾にタコが湧いています。行くなら今しかありません。
- 堤防から簡単にマダコが釣れます。
- 道具は手持ちの道具でOK、少し固めがオススメ。
- 釣り方はオモリ海底から離さず、タコエギを躍らせることがポイント。
- 東京湾のオススメ釣り場は、川崎にある公園2箇所あり。
- 持ち帰りは、しっかり締めて美味しくいただきましょう。
簡単な釣りなのでココに書いた釣り方、場所を参考に是非タコ釣りに出掛けてみてはいかがでしょうか。