夏を感じる季節になるとマゴチ釣りの釣果情報が多くなってきます。
マゴチは、梅雨から9月頃まで産卵で浅場に来るため、堤防からも十分に釣ることは可能です。
私は15年間、毎年夏にはマゴチ釣りに熱中して試行錯誤してやっと安定的な釣果を出しています。釣り方、おすすめの場所をわかりわすく解説していきます。
マゴチ釣りとはどんな釣り
マゴチは堤防など陸からの釣り方と船に乗っての釣り方があり、また、えさ釣りとルアー釣りの2種類があります。今回は手軽にできる、堤防からのえさを使っての釣りを紹介します。
マゴチはさしみ・煮つけがおいしい高級魚です。マゴチは梅雨から産卵期に入り浅場に移動して産卵するため、堤防からでも十分に仕掛けが届く場所に寄ってきます。
岩礁まじりの砂地の底にいる魚なので、海底をねらいます。マゴチはどう猛な性格で生きエサを食ってきます。今回はザリガニをエサにして釣りますが、これがよく釣れます。ザリガニをハリに引っ掛けて海に投げ入れ、あとはマゴチがエサを食うのを待つだけ。
仕掛けとエサを説明
今回紹介の仕掛けは私自身も多くのマゴチを釣っているオススメのものです。新しく揃えるものは、安価なオモリとハリ仕掛けのみです。エサはザリガニを使います。
仕掛け
仕掛けは、ゴム管オモリがあれば、あとは簡単に作れます。
仕掛けは、いたって簡単。糸にオモリを通し、ハリが付いたハリスを結ぶだけ。
上記写真の仕掛け作りを説明します。
- まず、竿から出ている糸をゴム管オモリに通す。
- 次に糸をサルカンに結びます。(サルカンとは糸と糸をつなげる金具)
- つづいてハリが付いた1.5メートル程度の糸をサルカンの反対に結び完了。
- ゴム管オモリは、重さ4号から5号で150円程度です。
- ハリの形と大きさは、チヌ針5号かセイゴ針17号を基準に選びます。
- ハリを結ぶ糸は5号とします。
この仕掛は自分で作ってもいいですし、釣具屋にもマゴチ仕掛けを売っているので探して購入しても良いですね。
上記のハリと糸がセットになった仕掛けは、川崎で有名な「勇竿」釣具店で売っているよ。一度尋ねてみたらいいですよ!
エサはザリガニ
エサは、マゴチが一番釣れるザリガニを紹介します。
- ザリガニは意外に強い生き物です。
- バケツに1センチ程度水を入れて、暑い日は保冷剤を布とかに巻いて入れておくとのが良い。
- こうすることで釣りが終えるまで生きている。
- ただし、決して暑い環境では置かないように気を付ける。
- 川崎の「勇竿」釣具店では一匹50円から70円で売っている。
- 半日の釣りで10匹の購入がオススメ。
まずは、上記道具と仕掛けでマゴチ釣りにいけます。
マゴチの釣り方の説明
エサの付け方
エサのザリガニは、まず一番上にある手の先のハサミを切り落とします。次に、下記写真のように頭の下から針を刺し入れて、頭の上に針が出るようにします。最初に頭の上からハリを差し入れるとザリガニの脳を突き刺し、弱りますので気を付けてください。
仕掛けの投入から誘い方まで
堤防から仕掛けを投げ入れます。オモリは4号から5号と軽いものを使用するので、あまり遠くまで飛ばすことはありません。針にザリガニを刺しているため、投げた時にザリガニがハズれないように、丁寧にゆっくり投げ入れましょう。
次に、仕掛けを投げ入れた後は、少し糸フケ(糸が風で流されてダラーンと余計に出ている状態)をリールで巻き取ります
マゴチが「このエサは針が着いているぞ」との違和感を感じることなくエサを食べられるように、糸が少しでる程度にリールをゆるくしておきます。(リールの頭のノブをゆるめておいてください)
マゴチは、海底にいるものを食べます。ザリガニが海底で歩いたり、波で少し揺れていることをイメージしながら、竿を堤防の柵に置いて待ちます。
マゴチが、エサを食いだし始めると竿がびくびく動きだします。この時点ではまだ竿は動かさずそのままです。5秒から20秒程度待っていると竿が引ったくられるように曲がります。その時に、思いっきり竿を上げて針に引っかけます。
これで、マゴチは針にしっかりかかります。このドキドキ感がマゴチ釣りの楽しいの一つですね。あとは、リールのノブをしっかり締めて、ゆっくりリールを巻いて釣り上げてください。大物でタモがない場合は、お隣さんへ丁寧にタモを借りてくださいね。
おすすめの釣り場
川崎の東扇島西公園
川崎の堤防でオススメの釣り場は、東扇島の西公園です。
マゴチの釣果は堤防の真ん中から先端にかけてが多くでています。
公園内「勇竿」釣具出張販売店では、ザリガニが店で買うより一匹10円ほど高いですが手に入りますよ。
東扇島の西公園では、夏の終りからサヨリ釣りも楽しめますよ。下記記事を参考にして下さい、
私の釣行経験
ここで川崎の東扇島西公園でのマゴチ釣りはどんな感じか、実際私が釣りに行った時の様子をご紹介です!参考になりますよ!
現地までの過程
それは2021年の真夏の暑い日の朝のこと。
この日は何か釣りを楽しもうと、1日丸々空けていて、そうだ、照りマゴチ(夏にマゴチ釣ること)をのんびり釣ろう!と思い立ち、いざ東扇島に向けて出発です。
まず川崎の「勇竿」釣具店でザリガリ10匹を買い、そして釣り場となる東扇島へ車で移動。
釣り場の手前あたりが釣れているとの「勇竿」さんから情報を収集しました。「勇竿」さんは、東扇島の釣果情報をどこの釣具屋さんより豊富にもち、エサを買う時に、気軽に「どのあたりで釣れてますか?」と聞いてください。とっておきの情報を教えてくれますよ。
場所を移動しながらチェック!
釣り場に着き、まずは手前から仕掛け投入。
「さて今日は何匹釣れるかな・・・・」
内心釣りが出来る嬉しさで、顔もにやけてもうドキドキ(笑)
すごく暑いため麦わら帽子と首にタオルを巻き、2Lの水のペットボトルを飲みながら当たりを待ちます。
1時間ぐらい時間がたっても、なかなかあたりがないんです。
エサで付けたザリガニはまだ元気かな・・・
時々巻き上げて確認しますが、まだ元気みたい。
よし、頑張って行ってこい!とまた投げ入れる。
投げ入れるポイントは投げ入れるたびに少しづつ変えて、魚がどこにいるのかを探ります。(この、少しづつ場所を変えて探る、というのがとても大切!)
当たりから釣りあげまで
仕掛け投入の約2時間後に、竿がゴンゴンと叩きだし、すぐに竿を持って釣り上げたい気持ちをグッと抑え、そのままマゴチにエサを食わせました。
すると10秒後にグィーンと竿が海に引き込まれ、マゴチがハリに掛かった瞬間、ヤッターと小さな声を発声し歓びマックス!
約35センチのマゴチをゲット出来ました。やっぱりマゴチ釣りは楽しいですね!
まとめ
マゴチ釣りは、近場の堤防から高級魚が手軽に釣れる楽しい釣りの一つです。夏の季節は高級魚であるマゴチを求め、釣りに出掛けてみませんか!
- マゴチは産卵のために暑い時期に浅場に来るため、近場でよく釣れます。
- 道具は既にある手持ちのものでOK、仕掛けも簡単!
- 釣り方は竿に反応があった後、数秒待ってから、ぐいっと竿を上に持ち上げたりしてマゴチを針にしっかり掛けます。
- 手軽に行ける川崎の堤防「東扇島西公園」はオススメ。
マゴチは食べても、刺し身・煮付けなど絶品です。今回紹介した道具、仕掛け、場所を参考に楽しいマゴチ釣りへGO。